卵子提供を受けた時の親子関係はどうなる?

そもそも卵子提供とは?

子供を育てたいと考えても、中にはなかなかことがうまく運ばない場合があります。そういった時には、不妊治療という手段があります。その中に、卵子提供というものがあります。一体どんなものかと言いますと、第三者の卵子を提供してもらい、依頼主または依頼主自身の精子によって体外受精を行った後に、女性の子宮に受精卵を移植し、自分自身で妊娠、出産の過程を経たあとに、お子さんを授かるという治療方法のことです。しかし、子供を望む女性自身は本来なら自分と夫という半分だけ異なる遺伝子を持った子供を出産するという訳ですが、卵子提供という治療法の場合だと、第三者と夫という自身と全く異なる遺伝子を持つ受精卵を移植するので体が拒絶反応を起こしうることもあります。決して安心できる方法ではないのです。

卵子提供を受けた時の親子関係

卵子提供によって授かった子供は、要は遺伝子的に見れば母方の血のつながりが無いということになってしまいます。例えば生まれてきた子供に何らかの身体的障害があった場合、依頼主側の夫婦はその子供を享受しないという選択をするかもしれません。その場合、提供者そして生まれた子供は一体どうなってしまうでしょうか。このように、倫理的な問題も関わってきてしまいます。また遺伝子的に繋がりが無いことを伝えずにそのまま育てることもあるかと思います。ことわざの中には氏より育ちという言葉もあります。生まれた境遇も非常に大切かもしれませんが、生まれ育った過程もやはり、それ以上に重要かもしれません。とても複雑な問題ですが、様々な境遇の人々が幸せを享受できるよう画策するべきでは無いでしょうか。